いつか再会する時まで



「皆さんくれぐれも気をつけてください。1年ごときが偉そうにすみません。でも本当に危ないので。
では朝礼も始まりそうですし、失礼します。」


一言周囲にいた先輩方にそう言って、丁寧にお辞儀をし、教室に戻った。



迷わずに庇ったのはいいけど……さすがに痛かったな。
自分でも少し馬鹿だったと苦笑する。
そういえば、旭先輩に失礼だったかもしれないと思い直し、次会う時に謝ろうと思った。




玲音side end