瑠衣「球技も、リレーや玉入れとか、どっちもやればいいんじゃね?」


瑠衣が私が考えていたことを提案してくれた。



「俺は賛成。そうすることで、野球部とかの球技をする部活をやっている人は楽しめるし、運動が苦手な人でも少しは参加しやすいかもしれない。

それから、自由に観戦できるようにしたらいいんじゃないかな。体育館とグラウンド、どっちも使うことになって準備が大変だろうけど。」






私はそう言いながら、自分が言っていることをホワイトボードに書いていく。
一応ここでは書記だしね。湊も書記らしいんだけど、字が汚いみたいで朔から“ これから書記やってもらってもいいかな ”と頼まれた。



魁斗「じゃあ、団はどうするんだ?」

湊「くじ引き、とか?」

「噂で聞いたんだけど、この学校“ 月島派 ”、“ 来栖派 ”とかあるの知ってる?
簡単に言ったら、生徒会の中の誰を推しているかってことなんだけど……。

なら、この中の誰となりたいか、希望があると思うんだよね。だからアンケートを取って多数派……例えば半分以上が“ 魁斗 ”って答えたら、魁斗と同じ団にする。
もし、被ったらくじ引きにするとか。」

湊「え、面白そう!」



湊……面白いかどうかで判断しないでもらいたいな。結構真剣に考えたんだから。
周りを見ると、反対の人はいないみたいだった。





朔「じゃあ、それでいこう」

「明後日にでもアンケートを取ろうか。アンケート用紙と、今年の体育祭の概要を書いたものを用意しておくよ。」





さぁ、これから忙しくなるな。バイトする時間も確保したいし……。大変だ