いつか再会する時まで




魁斗「そういや、玲音はメイクとかファッションとか詳しいのか?」

「まぁ、美鈴さん……あ、誠さんの奥さんなんだけど。その人にメイク頼まれるから必然的に詳しくなったというか。誠さんとデート行くための服を買う時とか、いつもショッピングモールに連れてかれる。」


いつまでも仲がいいのはいい事なんだけど…さすがに勘弁して欲しい。もともとファッションなんて詳しくなかったのにさ…

そう苦笑すると他の人も苦笑いをしていた。




朔「玲音が会いたい人っている?それでその人と会うことが出来たら何をしたい?」

「そうだね……昔連弾していた子と会いたいかな。もう一度一緒に演奏したいんだ。ずっと捜してるけど見つからなくて」




その子は私が3歳のときから連弾をし始め、2年間ぐらい一緒にやっていた。だけど、ある日突然引っ越してしまったんだ。
それからコンクールに出場していないか確認しているけれど、引っ越してからはコンクールに出ていないみたいだった。
困ったことに、私はその子のあだ名しか覚えていない。本名を知らないんだ。名前を聞いてあだ名をつけた覚えはあるけれど。