「湊なんか、ごめんね?
でも俺甘すぎるケーキ苦手なんだよね」


甘いケーキが苦手なのは本当。作る分には構わないが、自分がそれを食べることを想像するだけで胸焼けしそうな気分になる。


結局、ティラミスを朔が、チョコケーキを紫苑が、ミルクレープを湊が、モンブランを瑠衣が、苺のショートケーキを魁斗が食べることに。
ティラミスが朔ってこと以外合っていなかった。





「何か飲み物入れようか。コーヒー、紅茶、俺のおまかせでもいいよ。」


そう言うと皆揃って「おまかせで」と頼んできた。
じゃあ、私と魁斗と湊には紅茶で、朔と瑠衣と紫苑はコーヒーにしようかな。

紅茶とコーヒーでは蒸らす時間などの差があるため、2つのポットを使う。
マスターのおかげで紅茶とコーヒーを入れるのが上手くなった。