いつか再会する時まで




凛「あたしさ………玲音と出会って初めて、生きててよかったって思えた」

「……どうしたの急に」

凛「ただ、伝えたくて。玲音はあたしを救ってくれたから。多分これからも皆を救ってくんだろうなと思うから。
玲音がやってることは決して間違いなんかじゃない。だから自信もって」


……そんなこと言われるなんて思わなかった。



凛「玲音は、あたしの両親を捕まえることに少し躊躇ってたでしょ」

「……そりゃあね。どんな酷い人でも、凛の親だったから。
私は親がいないことの苦しみは少なからずわかってると思うから。
だから凛から両親を奪うようなことをしたくなかった」

凛「……優しいよね玲音は。
あたしは捕まって清々したくらいなのに。
これだけは、覚えておいて欲しい。
あたしは玲音の味方だから」




それだけ言って、凛はまた皆の輪の中に戻っていった。
凛が男の人の前で笑顔を見せるようになったのは、すごく嬉しいと思う。
もし私が居なくなっても凛が大丈夫なように、私は私にできることをしよう。







私は真っ赤に染まった空を見上げながら、そんな決意を胸に秘めた。





玲音side end