いつか再会する時まで




家に戻ると、瑠衣と魁斗、湊の3人は自分の家みたいに即ソファーで寛いでいる。
貴方たちの家ではないんですけど………。





智也「紫苑君大丈夫?」

紫苑「……はい、なんとか。」


まだ気分が悪そうだ。
私は湊をソファーから引き離して、そこに紫苑を座らせる。





湊「紫苑だけズルーい!!」

「湊は黙ってて」


湊はシュンとして、凛のところに行くも、凛にも断られていた。
諦めて魁斗の所に戻ると、魁斗の膝の上に乗り出す。





瑠衣「湊、お前子供かよ!」

ゲラゲラと大きな声をあげて笑いだす瑠衣に湊は拗ねて、私の方を見る。







湊「そういえば、どこに行くのぉ?」

「母さんに聞いたらあるホテル教えてもらったから、そこに。ちょうど私たちが行く期間にお祭りもやってるみたいだから。」




“お祭り!?”と楽しそうなことに目がないハルと湊、魁斗に瑠衣が目を輝かせる。
それで喜ぶみんなの方が子供じゃん………そう思っていると、朔に笑われながら「声に出てるよ」と言われた。