いつか再会する時まで




そして、入学からこの前……学校を休み始めた日まで楽しく過ごしていた。
あの日、あたしは夏休みは寮で過ごすために荷物を取りに行った。
そしたら、運悪くお父さんが家に居て、3ヶ月間“あたしという名の殴る相手”が居なかったことで、だいぶストレスが溜まっていたようで、家から出させて貰えず、ずっと暴力を受けていた。






「そうしたら、玲音が助けてくれた。
本当にありがとう…。」







あたしがそう言うも玲音はボーッとしていて、目の前で手を振る。


玲音「あ、ごめん」

「玲音ってあの時助けてくれた人に似てるかも……。あの人男か女かもわからなかったし。」


あたしの言葉に玲音の肩がビクッと揺れる。


「え………?本当に玲音なの?」

玲音「………さっきの話聞いて、思い出したけど、いつの日だったか襲われそうな女の子守るために男を投げ飛ばした記憶あるね」

「……!どんな女の子!?」

玲音「茶髪っぽくて、ショート。そろそろ夏だって言うのに長袖着てたかな。それからタイツも履いてた」

「それ、あたし。
……2度も同じように助けられたんだね」













お互いが顔を知らない間に知り合っていたことに驚きつつも、嬉しくなる。
再びこうやって出会えたのは小さな奇跡じゃないかって。




凛side end