そう叫んだ瞬間、殴りかかっていった男達のうちの一人が投げ飛ばされる。
そして、その飛んだ先には他の男達が。
結果的に飛んだ男の下敷きになり、残りは気絶した。
飛ばされた男は途中で気を失ったようで泡を吹いている。
何が起こったのか理解するのに時間がかかっていると、その人はあたしに向かってメモを差し出した。
「そいつらの誰かに握らせといて、それ。」
そう言って去っていった後、メモの内容を見ると、そこには……。
“次同じことをしてみろ、次は命令したやつら諸共返り討ちに合わせてやる。
そうなりたくなければ、水瀬に手を出すな。
お前らの主にもちゃんと言っとけ”
いつの間に名前を……と思っていると、メモを書く前に、あたしの方をチラっと見ていたことを思い出す。
その視線の先には何があったのか気になって制服の左胸の方を見ると、そこには名前が刺繍されていることを思い出した。
その日から完全に男嫌いになる。
元々お父さんからの暴力を受けて、男の人には恐怖を覚えるようになっていたのが、完全に嫌いになっていた。
