翌日、ちょうど土曜日だったため、誠さんは家にいて凛から話を聞くことになった。
私が居ても話しずらいだろうから、と家から追い出され、何をしようかと考えていると、今日は父さんの月命日だったことを思い出す。
バタバタしててこの頃お参りに行けていなかったので今日はお参りに行くことにした。
兄さんと母さんに連絡すると、2人とも仕事が無いようだったので、久々に3人でお参りに行く。
「兄さん!」
伊織「おはよう。母さんは近くで待ってる」
母さんが待っている場所まで行き、車に乗ってまずは花屋に向かう。
3人でどれにしようかとわいわい話し合ったけども、結局父さんの好きな花を供えることになった。
お墓に着き、私たちは自然と静かになる。
いつ来てもここは寂しげな場所だ。
お墓を3人がかりで綺麗にし、線香をたいて手を合わせる。
父さん………見てる?
もう一度やり直せることになったんだ。
見ててね、今度こそ離れ離れにならずに皆幸せになってみせるから。
だから、私たちをそばで見守ってて。
