いつか再会する時まで



「足りるよ。それより……皆。栄養偏りすぎじゃない?特に魁斗」


料理できる人いないの?と尋ねると朔は出来るらしいが、あまりやらないらしい。
他は全くしたことが無いらしい。


「皆が嫌じゃなければ、バイトない日だけその次の日のお弁当作るけど。“ 栄養が偏っていないお弁当 ”ね」


そう言うと目を輝かせる湊。なぜかと聞いてみると、私のお弁当が美味しそうだったからだそうだ。了解、と返事をして再び食べ始める。






湊「そうだ、今日玲音の歓迎会しようよ!
料理は玲音に作ってもらうことになっちゃうけど……!」


湊の提案に乗った4人は私の返事を静かに待っている。
今日バイトはなかったはず……。スマホで予定を確認して、いいよと返事をする。



朔「じゃあ、今日の放課後買い出しに行こうか。そのついでに学校と寮の周りを案内するよ。」


「ありがとう。じゃあ、授業終わったら下足の前にいるね」