いつか再会する時まで




それから残り5分は疲れ果てた湊と紫苑、そして朔の動きが一気に悪くなって、巻き返す所ではなく、点数入れられるのを防ぐことに精一杯だった。






「終了!」


魁斗達は点数差もだいぶあったことで実力の差を感じたようだった。








遥「じゃあ、玲音は俺たちと旅行だな!」


そう言うハルに、私は少し咎めるような視線を瀬那に送る。


「瀬那、気づいてるんでしょ。」

瀬那「何の事だろうな〜?あぁ、皆で旅行行けばいいって話しか」

「……分かってるなら止めなよ」

瀬那「えぇ〜。だってあの体育祭の試合見てたらこいつらとやってみたくなるじゃん?」

「はぁ……瀬那はそういうやつだったね」



他の皆はその案が思いもつかなかったように驚いている。


紫苑「確かに……それがいい」

湊「僕は玲音と旅行に行けるならなんでもいいや〜」


納得した人もいるが、納得していない人が2人いた。







魁斗「こいつと旅行なんか冗談じゃない」

旭「それはこっちのセリフ。お前となんか玲音にお願いされない限り行かねーから」

「じゃあ2人は留守番してていいよ。
10人で仲良く海で遊んでる中2人は寂しく家に居とけば?」



私がそう言うと、2人とも押し黙って、少し経ってから小さな声で「……行く」と言った。