いつか再会する時まで



玲音side



瑠衣と湊の勉強を見るのは大変で、テスト毎にいつもこれをしている朔を尊敬したいぐらいだ。
根気強くやっていくしかない、と自分を奮い立たせる。




「だから!イギリスが縦断政策で、フランスが横断政策だって!」

湊「もう頭パンクしちゃうよぉ〜!」


このやり取りも3回目ぐらいだ。
さっきから湊は間違えた問題にマークをつけたりしていないが、それでどこを間違えたのか覚えているのだろうか?
それを聞いてみると、即答された。




湊「え?覚えてないよ?」

「だと思った。ちょっと待って。
……えーっと、ここからか。……湊!」

湊「はいぃ!」

「今から問題集のページと問題番号言っていくから、問題番号に丸つけて。」

湊「なんの意味があるのぉ?」

「間違えたとこ、メモしたり丸つけたりして、そこを重点的に覚えるんだよ。
その方が効率いいから」



何でか知らないが、湊が嫌そうな顔をする。覚えるのが苦手なんだろう。
湊は世界史などの暗記より数学や国語などの方が得意みたいだ。
それでも数学は公式、国語は漢字などを覚えないといけないが……