彩葉「ねぇねぇ湊!聞いてよ。
私の担当してるお客さんがさ、めっちゃ綺麗なドレス着てたんだよね〜。パーティーだったらしいんだけど」
たまたまかもしれないが、何となくその時は“パーティー”という言葉に反応する。
彩葉「あの銀髪を私が結ったんだと思うとなんかすごい誇らしかったわ〜」
銀髪……
俺の周りに銀髪の人なんて一人しかいない。
「もしかしてその子、青いドレスじゃなかった?」
彩葉「へ?そうだけど。なんで知ってるの?まさか!あんた玲音ちゃんに惚れてストーカーとかしてるんじゃないでしょうね!?」
名前を聞くまでもなく、姉の口から“玲音”という名前が出てくる。
「はぁ、弟に向かってそんなこと言う姉がいるのかよ。あ、いるかここに。
ともかく玲音は俺の友達だよ。同じ学校だって姉貴がそう言ったんじゃんか」
彩葉「えぇ!?マジか……私の言ったことが現実になったかぁ。」
後半はよく分からなかったが、これまで散々自慢していたお客さんが玲音であることを知り、もしかしたらこれまでに見かけたことがあるかもしれないと思ったのだった。
