玲音side
朔の話を聞いて、朔に私たちを頼るように言った後……私たちの部屋はすごい状況になるのだった。
湊「もう無理!!勉強なんてやだ〜!!」
私たちの部屋のリビングで勉強会をし始めてすぐ、湊が音を上げる。
「まだ始めて10分なんだけど」
湊「よく皆耐えれるよね!?こんな文字の羅列見て何が楽しいの!?」
湊の絶叫が部屋に響き渡る。
朔と紫苑は慣れたように湊の言葉をスルーし勉強に戻った。
「どこが分からないの?」
湊が指さしたところを見ると、基礎でつまづいているようだった。
「ここはこの式使って……そう、それ。
この値をXに代入して解く。やってみて」
湊に説明した後に瑠衣を見ると、解いているのかと思いきや、目を瞑って寝そうになっていた。
「瑠衣!起きて」
瑠衣「あぁ?んだよ、るせぇな」
「何で止まって……って、恒等式のやり方分かってないでしょ。
教えるから、ちゃんと見ててよ」
瑠衣に一から丁寧に教えると、理解したようですぐに解き始めた。