いつか再会する時まで




「1位を取るのが当然だと言われて、息苦しかった。だからただ“お疲れ”と声をかけてくれたのが嬉しかったんだ。
だから、あの時そう言ってくれてありがとう」


素直にそう感謝を述べる。
そんな俺に対して玲音はこう言うのだった。



玲音「朔、手を抜いても大丈夫だよ。
むしろ抜くべきだ。そんなに私や魁斗達は頼りない?」

「っそんなことは…!」

玲音「もたれかかっても大丈夫なんだよ。私も魁斗達もそんなにヤワじゃないから。
むしろ頼って貰えた方が嬉しいと思う」


……確かに。あいつらは頼ってくれた方が嬉しいと言うだろう。





「そうだね…。でも手の抜き方がよく分からないから教えてくれる?」

玲音「分かった。それじゃあ早速勉強会するんだけど、朔は誰にも教えなくていいよ」

「え、そんなことしたら湊と瑠衣は…。」

玲音「私が教えるから。
朔は1回自分のことだけ考えて行動してみて。
間違ったら皆で正してあげる。だから、頼って」





玲音の声色はどこまでも優しくて柔らかくて暖かかった。
その言葉に甘えよう、とそう思うのだった。









朔side end