「あれは幼稚園の頃だったかな」
俺は運動会などの行事などでクラスで1位になることが多かった。
実際すごく嬉しかったし、次もまた1位を取ろうと思っていた。
それを両親に言ったら最初はすごく褒めてくれた。
だけど…。いつだったからか、褒めてくれなくなった。
そして「1位を取るのは当然だ」と言われるようになった。
「父さん、テストの結果学年で1位だったよ!」
朔父「…そうか。」
それでテストを見せると、よくこう言われた。
朔父「ここが間違ってるじゃないか。
次は満点を取るように」
そんな父にだんだん嫌気が差していた。
周兄さんには跡継ぎだからって甘いのに。
柊兄さんには何しても許すのに。
何で俺には厳しいの?
でも、手を抜くことは俺のプライドが許さなかった。というより、手を抜いたらどうなるか…それを想像するだけで怖かった。
もう二度と父親の瞳に俺が映らないかもしれないと思った。
