朔父「君に何がわかる?」
玲音「分かりますよ、痛いくらいに。
貴方も父さんと母さんの友人なら知っていますよね、私の家族がバラバラになったこと。
父さんが死んで兄さんは部活に学校にと忙しくなって。母さんは父さんの会社を引き継ぐために忙しくなって......褒めてもらう暇なんかなかった。
“私なんか生きてていいのかな”
“あの時…死んでた方が良かった”って思ってた。」
玲音は家族と和解する前とは違い、悲しい表情をしながらも芯のある真っ直ぐな目をしていた。
玲音「…話がズレましたね。
父さんと違って、貴方は生きてるんだから、褒めてあげてください。......私が父さんに褒めて貰うことが出来ない分も。そして貴方が貴方のお父さんから褒めて貰えなかった分も。
朔は...貴方の言うとおり1番を取ろうと必死に努力しています。いつか倒れてしまうんじゃないかと心配になるくらい。
だからせめて朔の頑張りを...努力を認めてあげてください。」
