いつか再会する時まで




シャンプーなどもしてもらって、それから髪を結ってもらう。
彩葉さんは優しい手つきで私の髪を編み込んでいく。
襲ってきた眠気と戦いながら完成を待つ。





彩葉「よし、出来ました!どうでしょう?玲音、目を開けて」


彩葉さんの声に目を開くと、いつもとは全然雰囲気の違う自分が鏡に映っていた。


絵梨花「写真で見たのよりいいわね。
彩葉ちゃん、腕上げたわね」

彩葉「えへへっ。ありがとうございます!」


彩葉さんは照れたように笑うと私に向き直り真剣な顔をする。




彩葉「玲音、くれぐれも悪い人に着いてっちゃダメだからね!!」

「…はぁ、私何歳だと思われてんの?」

彩葉「そうじゃなくて!今の玲音はいつもの玲音より格段に美人だから、“少しお話しませんか?”とか言われて男の人と抜け出しちゃダメだからね!
飢えた狼に食べられちゃうよ!」

「心配ありがと、でも大丈夫。男嫌いの私だよ?そんなホイホイ着いていかないから」


そう言ってもまだ心配そうな表情の彩葉さん。


「約束するから」


そう言ってようやく諦めたようだった。