今思えば、このお店はR&I系列のお店だ。
R&Iは“どの世代もオシャレを楽しめる!”をモットーにしていて、その通りにどの世代の人も訪れやすい内装に服だった。
凛とかはこういう服好きだろうなと思っていると、「何かお探しです、か……って玲音!?」と驚きの声が上がる。
そちらを見ると今まさに考えていた凛がいた。




「あれ、凛?」

凛「えーっと……どーも」

「あははっ。普通にしててよ。なんか落ち着かないし」

凛「…分かった」




凛にドレスを着ている理由を聞かれ、事情を話すと、凛は2人のもとに駆け寄って、「いいものがあります!」と宣言する。
いきなり現れた凜に驚きつつも、凛が案内した場所に向かうと、さっき店員が持ってきたのより遥かにドレスに合いそうな光沢のある漆黒のパンプスがあった。