考え事をしていると、朔は魁斗と紫苑と先に歩き出していた。
湊「えっと……僕達も行こ?」
湊が少し気まずそうに言った。
そうだ、謝らないと。
「湊、瑠衣。「「玲音」」」
話し出すタイミングが3人同時だったみたいで、少し面白かった。
「2人とも昨日は言いすぎた。ごめん」
そう謝ると、2人とも“ こっちこそごめん ”と謝ってくれた。
前を歩いていた朔が振り返ってきたときに、少し微笑んでいたから、わざと私と湊と瑠衣を一緒に行かせたことを理解した。
湊「あのさ!玲音、一緒にお昼ご飯食べよぅよ!」
いいよ、と答えると湊はすごく嬉しそうな顔をして、私に4限目終わったら教室にいるように言った。
