いつか再会する時まで




翌日、私は朝からソワソワしていた。
“父さんにやっと会える!帰れるんだ!”って。
ガラッとシャッターが開いて父さんが顔をのぞかせる。





「父さん!!」

豊「無事だったか、玲音。良かった。
……お前たちはあいつの、」

男「お早いご察しで。俺らの雇い主はお前がいなくなることを望んでんだよ。
だから、ここで死ね。娘もろとも」




「っ約束が違う!!」

男「何言ってんの?金が手に入るまで殺さない約束はしたが、それ以降の約束はしてない」




約束の穴をついた発言をする男。
……確かにそうかもしれない、それでもこいつらは最低だ。






金属同士が擦れあった音が男の服から聞こえる。
そうして、手に取ったのは…………真っ黒な銃。







私に銃口が向けられる。
ただ単純に“死ぬんだ”と思った。
避けるなんてそんな考えは思い浮かばない。
それよりも、金縛りにあったように体がぴくりともしない。
あぁ死ぬんだ、そう諦めて目を瞑ると、すぐに銃声が聞こえる。