いつか再会する時まで





その次の土曜日、私は魁斗、朔、瑠衣、湊、紫苑、凛、ハル、智也、旭、時雨、瀬那の11人を私の家に呼んだ。
私の……話をするために。
そして、その後2人とちゃんと、話し合うために。



本当は会わないでおこうかとも思った。
だけど、いつまでも引きずるわけにはいかない、と話すことを……会うことを決めた。
もう家族に戻れないなら、その時は潔く諦める。
でも、もし……もし家族に戻れたならという淡い期待を抱いて。






私たちがいるのは防音室。いつもは真ん中にあるピアノも、今日は少し壁の方に動かして、12個椅子を並べた。
皆は家に入ってくると、私の様子に気づき、真剣な表情になる。口論していた旭と魁斗でさえ。
防音室は静寂に満ちている。









「……っ聞いて欲しい、私の話を。」




十数分待たせたにも関わらず、皆は暖かい雰囲気で頷いてくれる。





「小一の秋、私は誘拐されたんだ。」