それから公園が静まって数分後、ようやく口を開く。
伊織「俺たちの話を「聞きたくない」…だよな。でも、聞こうとしたか?1回でも」
……聞こうとしなかった。旭の両親のことだってそうだった。
耳を傾けずに私が勝手に思い込んで、決めつけてただけだった。
思わずおし黙ると、“やっぱり”と言う顔をされる。
伊織「1度だけでいい。本当に。
だから、聞いてくれないか?俺たちの話を」
“待ってるから”と、私に連絡先の書いたメモを渡して公園を去っていった。
しばらくその場で立ち尽くした。
空を見上げ、この世に居ない父さんを想う。
「…………やり直せるの?本当に?
教えてよ………父さん。」
そう呟いた声は静かな公園に響くも、その問いに答える者はもちろんいなかった。
