いつか再会する時まで




湊「そんな事はどうでもいいの!玲音が男装してる理由は!?」

玲音「怒らないでよ、湊。ちゃんと説明する。

前にさ、私が元々高校行く気無かったって言ったでしょ?」






そうして玲音が話した内容はこの通りだ。
玲音は高校に行く気が無かったが、理事長夫妻に説得されて行くことにした。その頃にはもう中3の1月で今から学校を見に行くのは遅い。だから理事長たちがオススメした学校の中から選ぶことにした。
そして、理事長たちにこれ以上迷惑をかけるのをよく思わなかった玲音は、寮があるこの白鷺学園に決めたという訳だ。





そして、実は男嫌いの玲音に対して男装を提案したのは理事長の奥さん。男装をすれば男子と恋愛で関わる事は少なくなるから。


「……なるほどね」




そうは言ったものの、俺はまだ納得しきれずにいた。何故男嫌いなのか、それが分からない。それに家族はいないのかということも。
玲音の口から聞くのはいつも理事長夫妻か、水瀬さんの名前だ。
ただ、話す気は無いのだろう。この話は終わり、と言った空気を出し、湊と世間話を始める。