いつか再会する時まで






玲音に事情を聞こうとした瞬間、怖い般若のような顔をしたナースが部屋に入ってきた。


「先生?病室ではお静かにお願いします」



笑っているが、目は笑っていない。声も冷ややかで、見てる俺達もごくりと唾を呑み込んだ。
そして、すぐに去っていくと、緊張感が一気に解け、笑う声が響く。






玲音「あっはは。怒られてるじゃん、千秋」

千秋「………もともと玲音が悪いんだろ」


仲のいい2人に少し複雑な感情を抱く。
というか、どういう関係なんだ?
普通病院の先生とは名前で呼び合わないだろう。



紫苑「玲音この人誰」

玲音「あぁ、ごめんごめん。この人は美澄 千秋(みすみ ちあき)この人のお父さんが元々私のかかりつけ医だったんだけど、代替わりしたんだ。だから、昔からの知り合い」

千秋「あぁ、そうだ。親父がまた顔を見せに来いってさ。心配してたぞ」

玲音「あ、そうなんだ?じゃあまた今度家行くから。」




玲音の返事に嬉しそうに顔が綻ぶ千秋さん。
その様子を見た湊は面白くなさそうに頬を膨らませる。