俺たちが玲音のいる病室の階に着くと、少し怒ったような声が聞こえてきた。
「お前……になったら……やめ……だよ」
少し離れている、そして防音されているため会話を完全に聞き取ることはできない。
俺たちはお互いに目を合わせて、少しだけ扉の前で会話を聞くことに決めた。
「だから!お前は女の子なんだから、自分の体大切にしろって言ってんだろ!?」
玲音「はぁ、うるさい。外まで響くよ、ナース長に怒られても知らないから」
「んなことはいいんだよ!!」
……玲音が女の子?どういうことだ?
俺の疑問は湊が勢いよく扉を開けたことで解決した。
