いつか再会する時まで




「じゃああの時言ってくれたら良かったのに」

凛「だってまだ働き始めてすぐで店長と会ったこと無かったし」


ある意味おちゃめな美鈴さんらしいと言うか…。






話しながら寮に帰り、10分後に寮の前で待ち合わせをする。
“男装したまま来て”と言われたので、男の格好をしていく。






凛はアパレルショップの店員らしい、過度に派手ではないものの、オシャレな格好をしていた。
お店に向かうと店内は慌ただしく、店員が動き回っていた。
春物の在庫の整理や、本格的な夏の服を仕入れを手伝うことに。
基本的に服は適当に買うので流行など気にしていなかったが、よくよく見ると私が美鈴さんに対して「こういう服流行りそう」と軽く言っただけのものが大量にある。



「…美鈴さん、俺の適当な勘頼りにしてるみたいだけど、これで損しても知らないよ」

美鈴「あら、大丈夫よ?ちゃんとその中でも厳選してるから。それにほかの店員の子にも意見を貰ってるし」


……ならいいんだけど。