そして、いよいよテスト当日。
今も6人でご飯を食べているんだけど…朝から湊と瑠衣は死んだように静かだった。
他の人に理由を聞いても教えて貰えず、疑問に思いながら学校に向かった。
「おはよう」
凛「おはよ。玲音勉強した?」
「バイト入れてて忙しかったからあんまり。まぁ、それでも赤点にはならないと思う」
凛「すごい自信。結果が楽しみ」
最初は英語か……。英語は自信あるから大丈夫かな。問題は……世界史。
同じような名前の人が多いし、どこの人か覚えないといけないし、日本史よりはるかに覚えることが多い。
人と出身国、したことをまとめたノートを見返す。
そうしていると、1限目のチャイムが鳴った。
先生「それじゃあ英語のテストを始める!」
合図とともに、教室内にはペラッと紙をめくる音、カチカチとシャーペンの芯を出す音、カリカリと文字を書く音がなり始める。
