私は何も言わず、彼氏の腕を掴み、引っ張っていく。
葵さんと彼氏さんの連れは慌てて私のあとをついてくる。
私と葵さんの働くcrescentに無理やり連れていき、荒々しく扉を開ける。
「まだ開店してな……って玲音その顔どうした?」
「マスターごめん、借りる。後で事情話すから。」
「ぉおう、分かった。」
私はマスターが準備するカウンターから1番離れたテーブルに葵さんの彼氏を連れていく。
葵の彼氏「っふざけんな!葵に手を出したんじゃねぇだろうな?」
「はっ、何言ってんの。そういう意味の“手”ではないけど、手を出したら犯罪なの分かってんの?あんた」
私の冷ややかな声が店内に響く。
「これで傷が残ったら傷害罪。傷が残らなくても暴行罪。私が訴えたら少なくとも暴行罪になって懲役2年になるけど?」
葵「玲音!それは…!」
「葵さんは黙ってて。」
葵「っ」
「どうする?ここでちゃんと話を聞くか、訴えられて犯罪者になるか。」
