葵「あんたに告白されて嬉しかったのに……。あの時の告白は嘘だったってわけ?」
葵の彼氏「……さっきから黙って聞いてたら何だよ。嘘なわけないだろ!?お前が好きで告白したに決まってる!」
その言葉を聞いた葵さんは頬を少し赤らめるも、ハッとしたように平静を取り戻す。
葵「じゃあ、その子はなんなの?」
葵の彼氏「こいつは大切な「っ、言わなくていい」」
“大切”という言葉を聞いた瞬間、葵さんはもう聞きたくない、と彼氏の言葉を遮る。
……ダメだ。このままだと堂々巡り。
口を挟みたくはなかったけど、そうするしかなさそうだね。
「……はぁ、2人とも言葉が足りなさすぎるんじゃないですか?」
葵の彼氏「っ、お前、葵をたぶらかしてるんだろ!」
葵さんの彼氏は私に近寄って、殴りかかってきた。
……これは1発受けとかないとダメなやつ?それとも避けていいやつ?
考えているうちに鈍い痛みが頬に走る。
集まってきた野次馬は悲鳴をあげる。
