いつか再会する時まで



玲音はそんな会話がなされているなんて露知らず、部屋で私服に着替えて寮を出た。








言われたカフェに行くと、少し泣いたあとなのか、腫れた目をした葵さんがいた。
泣いていたであろうことには触れず、尋ねる。




「で?どこにいるの?彼氏さんは。」

葵「……あそこ」


葵さんが指さしたのは指輪やネックレスが売っている駅前でも有名なお店だった。
嫌な未来を思い浮かべてしまい、思わず顔を歪めてしまう。


「行こうか。そこの近くをブラブラしとこう。」


こくりと頷いた葵さんを引き連れてカフェを出る。
カフェを出るなり葵さんは恋人がやるように腕を組んだ。
普通に手を繋ぐより触れている面積が大きく、彼氏に見られたら殴られないかな……と心配になる。