最後のコーナーで魁斗と横並びになる。
スピードを上げる魁斗に負けじと私もあげる。
最後の最後の力を振り絞ってゴールまで突っ切った。
ゴールしたのはほぼ同時で、ビデオで確認することになった。
みんなゴールして数分後、確認しに行っていた先生が帰ってきた。
全員の顔に緊張の色が浮かぶ。
ゆっくり口を開いた先生に私はごくりと唾を飲み込む。
『ビデオで確認した結果……優勝は
青団!』
っ!ほんとに!?
「よっしゃー!!」
「青団サイコー!」
「皆お疲れ〜」
青団の皆から労いの声がかかる。
暖かいその言葉に涙腺が緩み泣きそうになる。私は少し上を向いて涙が流れないように堪える。
旭が寄ってきて、涙を堪えるために上を向いている時に“お疲れ”という風にポンポンと頭を軽く叩かれて、余計に泣きそうになる。
……頑張ってよかった。諦めなくて良かったよ。
