いつか再会する時まで



朔 side



こんな夕方からどこに行くのかと尋ねた湊と瑠衣に玲音はため息をついて吐き捨てた。


玲音「どこでもいいでしょ。君たちに関係ないんだし」


さっきまで一緒に大富豪をして遊んでいた時とは別人のように見えた。





魁斗「湊、瑠衣。流石に干渉しすぎじゃないか?玲音とは今日会ったばかりなんだ。
お前らも初めて会ったばかりの相手に干渉されるのは嫌だろ?」


魁斗が少し厳しい言葉を投げかける。
でも、実際そのとおりで、彼がため息をついて吐き捨てたのもそのせいだと思った。


「2人とも。ちゃんと謝りなよ?明日でいいから」


湊と瑠衣は少しバツが悪そうに頷く。
その様子を紫苑は静かに見ていた。





「紫苑どうかした?」

紫苑「……玲音と会ったことがあるような気がする」


紫苑がまさかそんなことを言うとは思わず目を見開いた。
神崎 玲音……俺もどこかで名前を聞いたことがあるような。





その後、朔は玲音とはこれから2年間の付き合いになるし、少しずつお互いを知っていけばいいかと思った。






朔 side end