いつか再会する時まで




試合終了のホイッスルがなる頃には点数のことなんて気にする暇がなく、お互いに点を入れて入れられての繰り返しだった。
……どっちが勝ってもおかしくない。









『優勝は…………!!』





少し経ってアナウンスが始まる。
試合していた時よりも緊張し、ごくりと唾を飲み込む。
玲音は優勝しているかどうか心配している気配の欠けらも無い、真っ直ぐな目でアナウンスしている生徒を見る。
















『1ーB!!!』







……。負けたか。
悔しいが、でも楽しかったという気持ちの方が強い。
お互いに本気でする勝負はすごく意味のあることだと改めて実感する。
玲音の方を振り返り、自然な笑みを浮かべる。




「優勝おめでとう」

玲音「ありがとう。旭たちと試合できて良かった。」




素直な玲音の言葉に少し口元が緩む。お互いにハイタッチを交わすと体育館内に拍手喝采の音が響く。
それを聞いてお互いに顔を見合わせて微笑み合った。




旭 side end