いつか再会する時まで




試合中の休憩のときには、1回戦2回戦と比べ物にならないほど汗をかいているのに気づいた。皆の額からもツーっと汗が流れていく。
目を閉じ、深く深呼吸をして息を吐く。
数十秒間そうして瞑想をし、ゆっくりと目を開く。
後で凛に聞いたところ、休憩前よりも真剣な表情をしていたらしい。







その後も少し苦戦しつつ、パスを出したり、ダンクするために飛び上がってカットされたり、スリーポイントシュートが上手く決まるなど一進一退の試合が続く。








試合終了1分前に私たちの動きが速くなる。私たちはまだ諦めていないし、体力も残っている。
顔を見合せて頷き、相手を上回るスピードでパスを出していく。









ピーッと試合終了のホイッスルが鳴った時には完全に息が上がっていた。
試合が始まる前に発作止めの薬を飲んでおいて良かった。激しい運動量に心臓が耐えられないところだった。
そんなことを考えているなんて露知らず、観客はスタンディングオベーションを送る。