私たちはシード権を持った2年生にも勝ち、3回戦へと出場する。私たち1ーBと旭たち3ーDは試合数が1つ多く、これが準決勝でもある。
『それでは準決勝1試合目は1ーBと3ーF!』
お互いの顔を見合わせて、笑顔を浮かべる。私たちは楽しむことしか考えていない。それが勝つための重要な要素だと信じてるから。
さすが準決勝まで勝ち上がって来た3年生は、やはりレベルが違う。
1回戦に試合をした3年生もレベルは高いが、この3ーFは3年生の中でも飛び抜けている。もちろん、旭がいる3ーDもレベルが高いが。
背が高い相手が多いため、バウンドパスを少しだけほかのパスより多く使う。ただ、この方法もバレたら対策される可能性があるから、あまり使えない。
試合数分でマークされるようになってしまった。私一人に2、3人付かれているためパスを出しにくい。
負けず嫌いな私は余計に燃えてきた。
いつもより早く、そして低くドリブルをし後ろへとパスを出す。
まさか後ろにパスを出すと思っていなかったのか、カットされることはなかった。
