いつか再会する時まで





4人の名前を聞いた後、ふと玲音の話を思い出す。





「もしかして玲音の大切な人って皆さんですか?」

遥「え、そうなのか!?」


“玲音の大切な人”と聞いてすぐにこちらを振り向いた遥さん。目が爛々と輝いていて眩しく見える。さっきからの様子も合わせて考えると多分玲音が好きなんだろう。他の3人は私の話の続きを促してくれる。
玲音が珍しく早く来ていた水曜日の朝の話をした。










4人はすごく嬉しそうな表情をしながら華麗にシュートをする玲音を眺めた。
玲音が放ったボールは綺麗に弧を描き、ネットに入る。
自分でも上手く入ると思っていたのだろうか、ネットに入った瞬間玲音がふわりと微笑んだ。
それによって女子の黄色い悲鳴が上がる。当の本人は何に対しての悲鳴か理解していないようだ。ただ試合をしている全員がその悲鳴をうっとおしそうにしていた。集中したいという気持ちは分かるけど、そんなに露骨に出さない方がいいと思う……。





凛 side end