旭と、約束した水曜日ー
朝目が覚めると、いつもの時間より少し早かった。もしかしたら緊張しているのかもしれない。だって3年ぶり……ぐらいだから。
いつもより少し早く走りに行って、ご飯を食べて、“先に行く”と書いたメモをテーブルの上に置いて学校に行く。
誰もいないだろうと思って教室に入ると、凛がいた。
凛「おはよ。珍しく玲音がこの時間に来てる」
「少し早く目が覚めてね。今日久々にある人達と会うから緊張してるのかな」
凛「誰?」
「凛が知ってるかは分かんないけど、3年の二階堂旭先輩とあと4人。多分全員がここの卒業生」
窓から差し込む光が眩しくて思わず目を閉じる。そんな私を笑って凛は言った。
凛「その人たち玲音にとって大切な人なんだ?」
……なんで分かったんだろう。何も言っていないのに。
凛「すごく優しい表情してたから」
そんな顔してたんだ?私はむにっと自分の頬をつまむ。頬が緩んではないんだけど……分からないな。
話しているうちにクラスメイトが来て挨拶をする。そうしているうちに授業が始まった。
玲音side end
