いつか再会する時まで





誠さんの運転する車でお店に行き、相手が来るのを待っていると、顔見知りがやってきた。


「……旭先輩ですか?」

旭「…?まさか、玲音?」

誠「なんだ、2人は知り合いだったのか。なら話は早いな」


誠さんはそう言っているけど、旭先輩は考え込むように口をつぐむ。
しばらく経って、私に目を向ける。



旭「生徒会役員の神崎 玲音は君で、本当の性別は女ってことでいいんだよな?」

「賢い先輩で助かりました。」


先輩の言葉を肯定すると、はぁと重いため息をつかれた。……私なんかした?


旭「理事長、俺は黙っとけばいいんですよね?玲音の性別について。あと誰が知ってるんですか?」

誠「そういうことだ。知ってるのは玲音と同じクラスの水瀬 凛だけだったか?」


こくりと頷く。これで味方が1人増えた。
何かあれば相談させてもらおう。……先輩だし後輩の相談は乗ってくれるだろう。