「兄様を回収して参りました」
『ン。ゴくろーさま。メンてなんスワうけルかな?』
「結構ですわ。寝室に戻ります」
「俺も不要だ。メモリは残っていないが欠損部位や以上も見られない」
『そ?デワしんしつへのげートヲひラコ』
ブ…ッとマイクの切れる音がしてすぐ、二人の正面の壁に音もなく升目が現れそれらは離れて行き数秒も数えぬうちに部屋と同じ真っ白な廊下が構成された。
二人は特に何を話すでもなくその廊下を歩いて行く。
緩やかにカーブを描く廊下は継ぎ目のない白い壁と白色光によってまるで際限なく続くかのような印象を与えて来るが、そんなものではないことも、間もなく次の部屋が視界に入る事も当然ながら知っている。
すぐに部屋にたどり着く。と、すぐに背後で通路が閉じ、壁に戻る気配がした。
『寝室』とストールズ内で通称される、レッド級のツール達の休憩室。
広くとられた円形の部屋の中には、各々のタイプに合わせた充電用の装置が置かれている。
それはそれぞれ壁に取り付けられた固定と、部屋中央に置かれたドリンクタイプやブロックタイプなどの持ち運びの可能な形に精製する装置の2タイプあり、することがなければ大抵レッド級ツールはここにいる。
好んで歩き回る例外を除けば、ここにいる頻度はメーカーから渡される任務をここの判断で受けるか否かの判断傾向により個別差がある。
「…あぁ、戻って来たんだ。昨日のうちに戻って来なかったからとっくに機関かラプソディアに壊されたのかと思ってた」
『ン。ゴくろーさま。メンてなんスワうけルかな?』
「結構ですわ。寝室に戻ります」
「俺も不要だ。メモリは残っていないが欠損部位や以上も見られない」
『そ?デワしんしつへのげートヲひラコ』
ブ…ッとマイクの切れる音がしてすぐ、二人の正面の壁に音もなく升目が現れそれらは離れて行き数秒も数えぬうちに部屋と同じ真っ白な廊下が構成された。
二人は特に何を話すでもなくその廊下を歩いて行く。
緩やかにカーブを描く廊下は継ぎ目のない白い壁と白色光によってまるで際限なく続くかのような印象を与えて来るが、そんなものではないことも、間もなく次の部屋が視界に入る事も当然ながら知っている。
すぐに部屋にたどり着く。と、すぐに背後で通路が閉じ、壁に戻る気配がした。
『寝室』とストールズ内で通称される、レッド級のツール達の休憩室。
広くとられた円形の部屋の中には、各々のタイプに合わせた充電用の装置が置かれている。
それはそれぞれ壁に取り付けられた固定と、部屋中央に置かれたドリンクタイプやブロックタイプなどの持ち運びの可能な形に精製する装置の2タイプあり、することがなければ大抵レッド級ツールはここにいる。
好んで歩き回る例外を除けば、ここにいる頻度はメーカーから渡される任務をここの判断で受けるか否かの判断傾向により個別差がある。
「…あぁ、戻って来たんだ。昨日のうちに戻って来なかったからとっくに機関かラプソディアに壊されたのかと思ってた」



