原十郎が完璧に治り、現樂(ゲンラク)と言うその若い男に聞いた内容は次のようなものだった。





ここら彼が主軸となって機能するワクチンソフト保有者達の自治的な集団"ラプソディア"。

国でワクチンソフトの施行が認められているのは国家機関であるワクチンソフト機関だけだから非公認の集団だろう。



現樂本人が立ち上げた為歴史は浅くメンバーもごく小数。

活動内容は機関と規模こそ違えほとんど同じ、『アンインストール分子の廃除』。



そして彼が持ち掛けたのはこのラプソディアに入らないかと言う話だった。






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