そしてそれから数週間後、リュウはドラマの撮影が始まった。それと同時に、わたしもエキストラとさて出演するため、衣装の制服を身に纏いリュウと一緒に撮影する場所のスタジオへと来ていた。
「リュウ……。どうかな?」
衣装とはいえ制服を着る。いつも自分が着ている制服とはまた違くて、なんだか違和感しかない。
可愛く制服に身を包んでいても、似合っているのかどうかも分からない。緊張とドキドキで恥ずかしさも増している。
「いいんじゃね?似合ってると思うけど? さすが現役高校生」
「ちょっと、それバカにしてるの?」
なんか言い方すごく腹立つ……!
「べつに?そんなんじゃない」
なんてリュウは言うけど、わたしにはそんな感じにしか見えなかった。
「……ねぇ、リュウ」
「何だよ?」
「わたしに、ちゃんと出来るかな?」
今から撮影が始まるからこそ、不安になるし、緊張もする。このドラマに出るってだけで不安になるのに、人見知りのわたしに更に追い打ちをかけるかのようにドタバタするこの現場。



