「いいね!いいよふたりとも! その感じたまらないね! リュウ、もっと顔をギリギリまで近づけられる?」
「はい。やってみます」
ええっ!ムリだって!ムリムリ!そんなに近づいたらキスしちゃいそうだからやめて〜!!
ど、ドキドキが止まらない。どうしよう?わたしはどうしたらいいんだろう……!?
そしてそんなことを思っていたその時。細田さんから「はい!OK!撮影終わり!」と声がかかった。
わたしはその瞬間に目を開けた。リュウもわたしから離れてモニターを確認しに行った。
よ、良かった。終わった……!この長い時間からようやく開放された!
ありがとう本当に!もう心臓がバクバクで、破裂しそうだったから。……もし破裂したらどうしようかと思ったくらいだもん。
「どうだ、リュウ? いい感じじゃないか?」
撮影後に細田さんにそう聞かれたリュウは、一言こう言った。
「確かにキレイに撮れてますね。 角度もいいですね」



