「じゃあ最後にもう一回撮るよ?」
「は、はいっ!」
細田さんにそう言われて、慌てて返事をした。リュウは真剣な顔でモニターを見つめていた。
「最後に二人の密着した写真を撮りたいから、二人は出来るだけ近づいてくれる?」
「分かりました」
細田さんの問いかけに、リュウはすぐにそう答えた。
「えっ?りゅ、リュウ……!?」
するとリュウは、わたしの背中をぐっと引き寄せて、顔を近づけた。
あまりもドキドキしすぎて、心臓が破裂しそうだった。
心臓の音がリュウに聞こえそうなくらいになっていて。恥ずかしさで顔が赤くなっていくし、ドキドキしてしまって、何も言えなくなる。
「なでしこ、目を閉じろ」
そのリュウの一言が、わたしのドキドキをさらに上げていく。もうこれ以上ドキドキしてしまったら、本当に心臓が破裂してしまいそうだ……。
そしてリュウに言われたとおりに、わたしはドキドキしながらも目を閉じた。



