またもう一度、リュウのことを見つめてみた。……恥ずかしい気持ちを全面に出してみてって言うのがよく分からないけど。
きっとわたしの思うままにやってみればいい。撮影しながら、リュウがそんなことを言ってる気がした。
「そうそう!なでしこさん、それだよそれ!!すごくいいねっ! じゃあリュウ、少しなでしこさんと距離を詰めてみてくれる?」
「はい」
えっ、ええっ……!このまま距離を縮められたら、それそこ恥ずかしい気持ちが止まらないよぉ……!!
距離を縮められて、だんだんとわたしの顔が赤くなるのが分かった。
「りゅ……リュウ……?」
それはまさに、本当に近い距離で……。今まさに心臓の音がやけにうるさくなっている。
か、顔近いっ!恥ずかしいっ……!
色んなことに意識を飛ばしていたら、「……撮影に集中しろ、なでしこ」なんて言われてしまった。
「ご、ごめん……」
「リュウくん、なでしこさんの頰を撫でてみてくれる?」



