そしてさらにそう言葉を付け足した。
「……なっ!? ひ、ひどいっ!」
そんなことないのに!……と思ったけど、よく考えたらそうかもしれないと思った。
「冗談だよ」
と、リュウは笑った。
「……リュウのバカ。サイテー」
「で、プロポーズの返事は?」
と、リュウは急かすように聞いてきた。
「……はい。リュウの妻になります。 こんなわたしだけど、どうぞよろしくお願いします」
と、わたしは満面の笑顔で答えた。
「こちらこそ。妻にしてやるよ」
「何?その上から目線な言い方は?」
と思ったわたしだけど、リュウから真剣な眼差しを向けられてリュウに思いっきり抱きついた。
わたしはリュウと、これからもこの世界でふたりで手を取り合って生きていく。 お互い尊敬しあい、励まし合いながら、そして日々想い合いながら、そんな素敵な夫婦になっていきたい。
そして次の日、無事に入籍を済ませたわたしたちは、マスコミ各社にFAXを通じて連名で結婚したことを報告した。
夫 リュウ(神田龍)22歳。
妻 なでしこ(神田なでしこ)19歳。



