「俺たち付き合ってるんだぞ?しかももうファンからは美男美女カップルなんて言われてるんだ。……そんな美女の彼女が実はアニメオタクでしたなんて、俺は言いたくないぞ。絶対に言わないからな」
「ええっ……」
そ、そんな強く言わなくてもいいのに〜!!リュウってばひどい!
「まぁでも、そんなアニメオタクでも、事実上俺の彼女だし? 仕方ないから、ずっとそばにいてやる」
「なにそれ!それはこっちのセリフなんだ……けど」
リュウに言われてそう言い返すけど、リュウはそのままわたしに近付きわたしをぎゅっと抱きしめた。
「……リュウ?」
と名前を呼ぶと、リュウはわたしの耳元で「好きだ」と言った。
「わたしも大好きだよ、リュウのこと」
これからどんなに忙しくなって会える時間が減ったとしても、わたしはリュウのことだけを思ってる。……これからもずっと、どんなアニメよりも、どんなキャラクターよりも。わたしはリュウのことを一番大好きなんだ。 その想いはずっと変わらない。



