やっとのことで授業が終わり、ホームルームもおわり、わたしは駆け出した。 日向のクラスにいくとすでに終わっていて、日向の姿がなかった。 ただあのとき日向に殴られていた男子がいて、こっちに気づいて睨んできた。 睨みたいのはこっちだ。日向を傷けたくせに!そんな思いが胸によぎったがいまはそれよりも日向を探すのが最優先だ。 下駄箱まで走り、外にでてから走り、前の世界でも走っていたわたしはこの数時間で相当走っていると思う。