キミに好きだと伝えたい



「志穂」

いつものように校舎裏で泣いていた。

ここなら誰にもみられないし、気づかれることもない。


今まで誰にもばれなかった。

女子たちは裏でこそこそといじめてきて教室のみんなの前ではなにもしてこなかったし、証拠に残るようなことはなにもしてこなかった。

それなのに。


「なんで黙ってたんだよ」

「うぅっ、ひっく、ううぅぅ」


日向がきた安心感からか止まりかけていた涙がまたあふれ出す。


「いつもここで一人で泣いてたのか、馬鹿だなお前」

そういってポケットから取り出したハンカチでわたしの涙をふきとる。