いつも背中から

「いいかー、文句無しだぞー。では今日は窓側から発表していく。まず1つ目引くぞー。」
先生は自家製ダンボールに手を突っ込んだ。
一部目を瞑って祈っている女子もいた。

「おー、1発目ー、里江葉奈(はな)。」

まさかの私だ。突然名前を呼ばれて顔が赤らんだ。

「悪いな、席じゃない。里江、黒板に名前を書いていってくれ。」

「え?!あ、はい。…びっくりしました。」